約 1,025,758 件
https://w.atwiki.jp/saku39/pages/16.html
木々がわずかに途切れ、開けた視界の先に久々に空が映る。 そこは日当たりの良い小さな広場だった。 うららかな日差しの中、俺の視線は眼前へと固定される。 それは、豚とも猪ともつかぬ異形の動物の背中。 いや、果たしてそれを動物と呼称していいのだろうか。豚や猪を見るのは初めてではないが、これは何か根本的に違う気がする。大きく隆起した筋肉に、離れている自分の場所にまで臭ってくる野性味溢れる獣臭。硬そうな体毛に覆われた大柄な体は、明らかに人のそれとは違う事が見て取れる。 外見に関して色々と言いたい事はあるが、一番重要な事はこれだ。 ──何故にこいつは当たり前のように二足歩行をしているのだ? 確かに、動物は稀にその足で立ち上がる事はあるし、少しならば歩く事もある。だがそれはあくまでも手を広げて威嚇のためが大半であり、普通の動物はその足を全て地面に付けているはずだ。つまりは一時的な出来事。 こいつのように二本の足で堂々と立ち上がり、あまつさえ手に丸太──これは俗に言う棍棒だろうか──らしき物を持ったりもしない。歩き回り、人様のように道具まで使うとなるとこれは豚や猪の領域を超えている。チンパンジーやゴリラじゃあるまいし、悪い冗談だ。 ちらっと見えるその横顔からは、特徴的な豚鼻が確認できる。どうやら興奮しているらしく、息も荒いようだ。 穏やかな陽気と相反するその光景に、息が詰まりそうになる。何が何だか分からない。 ここで俺の脳裏に、ふとある単語が過ぎった。 ──オーク──。 ゲーム等でよく見かける、割とポピュラーな敵モンスターの名前だ。毛むくじゃらの体で、顔は豚と猪を混ぜたような感じ。二本の足で歩き、ゲーム序盤の森の中辺りでよくエンカウントする。人の姿を真似て簡単な武器や防具を装備している事もある。知能は低く、大抵は人語は解さない。雑魚キャラだが攻撃力はそこそこ高く、油断するとうっかりやられたりする事も多い。経験値は大体五十くらいだ。 「なるほどなー。これが噂のオークか。初めて見た」 目が覚めて気付けば森の中で、ちょっと歩けば今度はオークに遭遇。 つまりここは、どこぞのファンタジー世界というやつか。よくある異世界とか異次元とかそんな感じの世界か。剣と魔法で万歳ですか、おい。 薄々はそんな予感もしていたが、理性がそれをすぐに認めるのを拒否していた。だが、目の前でこんなものを見せられては納得するしかない。 オークが人を襲おうとする場面を見せられては。 ……って、人? オークは、今まさにその手に握り締めた棍棒を振り上げ、足元にうずくまる人目掛けて振り下ろそうとしていた所だった。 フードを目深にかぶっているため老若男女判断は付かないが、襲われているのは人間であるのは間違いないだろう。怯えているのかそれとも怪我をしているのか、その人物は硬直したまま動く気配が無い。 ──不味い、このままではあの人は殺されてしまう。 どうする? 一体どうすればいい? 見知らぬ土地の見ず知らずの相手とは言え、いきなり目の前で人死にが出るとさすがに寝覚めが悪い。 それならばッ! ここで俺がかっこよく颯爽とオークの前に現れ、一撃の下に打ち倒す。 ……無理だ。 理由は単純明快。俺にはそんな力がないからだ。 見た目は一般人、だがその実態は……!? みたいな漫画的展開はない。幼い頃から武道をしていたとか、実は喧嘩自慢という設定もない。もちろん超能力及びそれに順ずる力も無い。見た目も一般人なら、中身も一般人。更に最近家に篭もり気味だったので、どちらかと言えば身体能力は平均以下かもしれない。 という訳で、直接助けに行くのは無理無茶無謀の三段活用だ。 ならせめて石でも投げて、オークの気を逸らしてみるか。上手く行けば、フードの人も助かるだろう。俺は石を投擲した瞬間、ダッシュで逃げればいい。 四足歩行ならいざ知らず、あのオークは二速歩行。力はそこそこ強いかも知れないが、動きは鈍重そうだ。恐らくなりふり構わず走れば逃げ切れるだろう。 もし、石を投げた後オークが反応しなくても、さすがにそこから先はどうなろうと知らん。 こちとら伝説の勇者でもなければ正義感の強すぎるゲームの主人公でもない、ただの貧弱な一般人である。己の命を賭けてまで怪物とガチンコバトルする気はさらさら無い。 とりあえず俺は急いで足元から手頃な拳大の石を探して掴むと、大きく振りかぶった。 高く足を上げた、ややスリークォーター気味のオーバースロー。ゆったりとしたフォームから左腕を引き、腰を中心に身体の軸を半回転し、弓のようにしなった右肘を前に押し出すようにして投げる。加速する円運動。重心の移動は後ろから前へ。勢いは足の爪先からやがて右手の指先へと伝わり、やがて握り締めた石は放たれる。 「オラァッ!」 俺の豪快なフォームから繰り出された球、もとい石は勢いよく飛んでいく。渾身のストレート。 草野球で慣らした俺の投球術は、例えるならばランディ・ジョンソン。ペナントで二桁勝利は確実だ。今年の新人王は貰ったぜ。 時間にすれば一秒にも満たないだろう。風を切って真っ直ぐに飛んだ石は、割といい音を響かせて見事に着弾した。 ……フードの人物の頭に。 「あらぴゃッ!?」 珍妙な悲鳴を上げて、フードの人がオークの前から吹き飛んだ。 「……しまった」 ストライクを狙ったつもりが、どうやら死球のようだ。しかも危険球退場確実。 オークは何が起きたのか分からず、呆然としている。 一応、オークの気を引く事には成功したようだ。結果オーライ……な訳はない。確かにオークの動きは止まったが、逃がすはずだったフードの人はうつぶせのまま痙攣して動かない。 こうなっては仕方ない。 「南無三」 すまん、許してくれフードの人。 俺はその場を離れようと、そっとその場を後さずった。 俺とオークまでは、距離にしておよそ五メートル。音を立てないようにまずはゆっくりと距離を取ってから、当初の予定通りダッシュで逃げるしかない。 と、その時。パキりと足元から嫌な音がした。 破滅の足音とでも言えばいいのだろうか。まさに、最悪の音だった。 視線を下に向けると、素足の下には真っ二つに折れた枯れ木。 「あ……」 何というお約束。こんなフラグは欲しくなかった。 怪訝な顔をしたオークがこちらへと振り向く。こっそりと逃げ出そうとしていた俺と視線が交錯した。 何とも言えない気不味い空気が流れる。 しばらく、辺りを沈黙が支配した。
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/4976.html
セカンドキャラとの物品と金品のトレード ページ 質問箱 投稿者 清高 状態 完了 投稿日 2004-01-07 (水) 13 49 13 メッセージ ファーストキャラとセカンドキャラとの物品と金品のトレードをみなさんは、どうなさっているのでしょうか? 信頼できる方にお預けしてから、セカンドキャラに渡してもらうしかないのでしょうか? 現状の仕組みではそうするしかないかと^^;2アカにすれば一人で出来なくも無いですが、投資額を考えたときにはちょっと首を捻っちゃいますね -- きくらげ きくらげさん、ありがとうございます。やはりそれしか方法はないのですね・・・。Winβkaraセカンドキャラが作成可能になったので、みなさんはどうなさっているのだろう?と思い、こちらに投稿いたしました。 -- 失礼しました。上記を投稿しました清高です。あやまって投稿されてしまい、一部、入力ミスと投稿者名が抜けてしまいましたことをお詫びもうしあげます。たびかさねて、きくらげさんにはお礼を申し上げます。 -- 清高 1stと2stの可能性 ページ 質問箱 投稿者 ioio 状態 完了 投稿日 2004-01-15 (木) 19 16 13 メッセージ 1stの預けた物を2edは取り出せるのか? 取り出せません。1st→2nd→3rd等の荷物移動は他人を介さない限りできないのです。 -- 琥珀 2アカウントっていう手段 -- , セカンド・サードキャラのメリットを教えてください ページ 質問箱 投稿者 Win版@心待ちの侍 状態 完了 投稿日 2004-01-08 (木) 13 05 47 メッセージ 今度、発売予定のWin版で参戦予定の「もののふ」ですがセカンドキャラ及びサードキャラのメリットを教えてください。 β版でセカンドキャラを作ってみたのですがメインキャラとの互換性が見つけられませんでした。 あちらこちらのHPを覗くのですがメインからセカンドに物を渡すと記載があるのみでどのように渡すのかわかりませんでした。 ちなみに、両替商に預けているのが両キャラで使用出来るのかと思い試しましたが全く別物でした。 んっと、時々叫んだりしてないかと思うのですが、誰かに手伝ってもらってアイテムの受け渡しをするしかないんじゃないですかねぇ?俺はそうしてまする。メインは鍛冶。忍は採取系を全て覚えさしお金稼ぎ兼鍛冶の材料集めとかしてたりします。 -- いつのまにか武芸鍛冶 なるほど、誰かにお願いして仲介してもらうのですね、わかりました。回答ありがとうございました。 -- カズ・イップク メリットは、「欲しい物が手に入りやすくなる」ではないでしょうか?例えば、侍の場合だと鍛冶屋のセカンドが居れば、武器や防具の調達に使えますし、薬を飲んで能力を一時的に向上させ狩りや合戦に出ている人ならば、薬師がセカンドやサードなら自分でほしい時ほしい薬が作れるわけです。戦闘職でなくとも、紐や組ひもを手に入れるために僧を作ったり、ほしい材料を採取するために対応する職業のキャラクターを作るといったことができます。ただし、アイテムの受け渡しは人を介するしかないので、受け渡しが面倒でなければ・・・という前提が入るのですが・・・(^^;) -- 造る者 受け渡しの際に見ず知らずの人に頼んだ場合、持ち逃げされても文句を言えない事になっていますので、知人に頼むのが正解です(笑) -- 謎陰陽 セカンドの検討 ページ 質問箱 投稿者 レベル43の薬師 状態 完了 投稿日 2004-08-02 (月) 13 21 32 メッセージ セカンドを作ろうかと思っています(^−^)薬師からセカンドを作るのには何がいいか、皆さんにお聞きしたいと思ってます(^^)たくさんの意見、お待ちしております(__)ペコ 清水とかジャコウが取れる職がいいのでは・・・。 -- 次は前衛が違った視点で楽しいかも^^ -- 前衛かつ清水、ジャコウなら忍者かなぁ?^^ -- 採集という点では上の方に同意。戦闘という点では、薬師以外ならどれでも(同じ回復役の僧はあまりお勧めしませんが)。他職の戦い方がわかるので、その職の方の行動が理解しやすくなりますし、他の薬師さんの戦い方が見れるので、ファーストしかやってない場合より、ファーストの戦い方にも習熟できます。 -- I セカンドキャラ ページ 質問箱 投稿者 anonymous 状態 完了 投稿日 2005-05-14 (土) 13 27 11 メッセージ プレイ開始してそろそろ一月になるのでセカンドキャラを作ろうと思っています。現在、侍をファーストで育てているのですが、鍛冶屋があった方が良いみたいなことを、知り合いから言われたのですが作っておいた方が後々良いのでしょうか? セカンドキャラがメインになることが良くあるので慎重に選んだらいいよ^^ -- お好きなものをどうぞ。私なら装備作れるから、鍛冶屋つくるかな。 -- ささら 自前装備作るなら鍛冶屋さん。作ってくれる人がいるなら、金策で忍者か僧侶 -- 金策で忍者と僧は思ったよりきついよ、やっぱり金策めんからは鍛冶屋さんがおすすめ^^ -- ↑生産好きなら鍛冶屋だけど、生産苦手なら忍者かな^^当方生産苦手なので、忍者で金策(車手裏剣)してまふ^^鍛冶屋もいますが、己の武具作るので精一杯^^;ちなみに、ファーストは同じく侍です^^ -- 採取技能は同じじゃないほうがいいと思うので侍と神以外をお勧めします。 でも自分の好きな職業でいいかも^^ -- いろいろとありがとうございました。鍛冶屋でやってみます^^ --
https://w.atwiki.jp/skygain/pages/18.html
質問受付 こちらのページは☆SKY GAIN☆に質問がある場合に利用してください 『xB1rD5x』を編集制限しました まだまだ未熟でGTA4のことについてはあまりわかっていませんが、 ヘリの操縦は数々のGTAシリーズで鍛えています。 Johnさんわかりました^^ 入隊okです♪ 今週の土曜日に交流戦があるので参加待ってます^^ -- (xSKY-GAIN-BOSSx) 2011-11-01 18 24 47 ☆SKY GAIN☆としてオンラインに参加するんですよね? その場合はどうすればいいのでしょうか? 普通の見ず知らずの人とオンラインで遊ぶことはできるのですが、 特定のチームとオンラインで遊ぶというやり方がわかりません。 教えていただけませんか? xSKY-GAIN-BOSSxさん フレンド申請しました。 宜しくお願いします。 -- (John) 2011-11-02 18 45 47 ちなみにThe Ballad of Gay Tonyでやっています。 EFLCじゃないとできないってことはないですよね? -- (John) 2011-11-02 18 48 17 PS3でチャットに招待しますのでその時に詳しくお教えします^^ -- (xSKY-GAIN-BOSSx) 2011-11-03 18 23 29 前に投稿したJohnと同一人物です。 今日の交流会は参加できなくて申し訳ございませんでした。 これからの交流会には最大限参加していきますので宜しくお願いします。 ところで☆SKY GAIN☆のメンバーの方は、ヘッドセット等を使用していますか? メンバーの方が使用しているのであれば購入しようと思います。 -- (xSKY-GAIN-Johnx) 2011-11-05 23 05 14 空戦隊長のBRAVEです。 ヘッドセットは使うときは使って使わないときは使いません でも、SKY GAIN ほとんどのメンバーさんはもってます。 もちろん無い方も居ますがw あっても損はないと思いますが・・・ -- (xSKY-GAIN-BRAVEx) 2011-11-06 08 26 45 xSKY-GAIN-BRAVExさん> ありがとうございます。 では、購入させていただきますね。 なんか・・・質問ばっかりでごめんなさい。 最後にこれだけ! GTAⅤでも活動は続けるんですよね? 僕はGTAⅣを買ったらこのチームに入ると決めていたので入りました。 ページを見ていても、メンバーの全員がとても仲が良く、 とても良いチームワークなんだということが伺えます。 こんなチームは是非ともGTAⅤでも活動を続けてほしいです。 活動を続けるのであれば早めにGTAⅤとしてのチームを結成して、 GTAⅣのwikiの攻略ページで紹介してもらったのと同じように http //www52.atwiki.jp/gtav/pages/1.html で紹介させてもらえばより大きいチームになると思うのですが。 それとも人数は少ないからこそ絆が深いという感じですかね? 人数が少ない方がチームメンバー全員と交流することができるので、 絆が深まると思います。僕は少数人数派ですね。 xSKY-GAIN-BOSSxさんにご回答をいただければ嬉しいです。 未成年のガキ、xSKY-GAIN-Johnxがうるさくてごめんなさい。 -- (xSKY-GAIN-Johnx) 2011-11-06 22 42 30 GTAⅤでも活動は続けるんですよね? GTA5でも活動を続けていきたいと思っています^^ それとも人数は少ないからこそ絆が深いという感じですかね? 自分的には少数派ですね。まあ、人数が増えてしまったらしょうがないですけど^^; -- (xSKY-GAIN-BOSSx) 2011-11-07 17 36 28 ボスいんしよー -- (xSKY-GAIN-BRAVEx) 2011-11-12 22 15 16 えっとー あのー。。。 ゲーム禁止になったったんだけど どうしよう(´・ω・`) (だいぶ前からです 連絡遅れて(*;ω人)ごめんね) -- (xSKY-GAIN-MOEx) 2012-01-09 21 39 50 入隊したいのですが 「入隊するために」の流れで いきなりアカウントを作って フレンド登録依頼を送っても よろしいのでしょうか?>< -- (Kenchiro) 2012-02-03 04 05 51 入隊希望です!! この間隊長さんにフレンド申請しましたが返事が返ってきません(;_;) あと土日は中々休みが取れません -- (ぎんさん) 2012-02-08 18 20 30 GTA レジェンドレッドスター -- (AKBAKBAKA) 2012-03-24 01 07 21 入隊したいです フレンド申請しましたが返事が返ってきません -- (wgun101) 2012-03-26 20 21 51 ボスー、インしてくださいよー -- (xSKY-GAIN-Johnx) 2012-03-30 13 23 42 入隊したくてmasak3で送りました 返事ください -- (masakima3) 2012-06-07 21 08 41 こいつチームのリーダー(笑)は前のチームのメンバーに何もいわず勝手にいなくなって、 前チームのサイト(レジェンドスター?笑)のサイトそのまんまだし、ほんと幼稚でガキなリーダがやっているようなチームは はいらないほうがいいよ。だいたいここでも一時休止とかメンバなめてるしwまじ救えねえなww とりあえずここのチームとか入る価値ないからやめとけ -- (通りすがり) 2012-09-01 17 21 24 もうレジェンドレッドスターのページ消したら? -- (名無しさん) 2013-12-31 18 38 06 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/roborowa/pages/414.html
FX ◆9DPBcJuJ5Q コートを着込んだ1人のロボットが、瓦礫の山と化した街を、廃墟となったビルの屋上から見下ろしていた。 その瞳に何が映っているのかは、サングラスに遮られて何も見えない。 真一文字に結ばれた口元も、動こうとする気配が無い。 「ここにいたのか、ブルース」 すると、ロボットの――ブルースの名を呼ぶ声が聞こえた。 しかしブルースは振り向くようなことはせず、瓦礫の山を見下ろしながら、声を掛けてきたロボットに聞き返した。 「お前こそ、こんな所で何をしているんだ、キング」 キングと呼ばれたロボットは、その名に恥じぬ威容であった。……それも、彼が本来の姿ならば、であるが。 今のキングの姿は、ボロボロだった。愛用のハルバードも盾も無く、風に靡くマントも襤褸布になる一歩手前と言う具合だった。 「なに。最後の決戦の前に、君と話しておきたかったんだ」 「…………そうか」 キングの言葉に肯定も否定も返さず、ブルースはその場に留まった。 それを諒解と受け取ってか、キングはブルースの隣に並び立ち、同じ景色を眺めた。 「あれから、もう10年になるな」 「ああ。……結局、何も還らなかった。そして、失われたものの証明が…………この風景、か」 風が、無人の廃墟を吹きぬける。 この廃墟は嘗て、東京という都市であり、新宿と呼ばれる街だった。 東京が、新宿の街が、廃墟となってしまった理由。 それは、失われてしまったからだ。 小さな、それでも大切な存在が。 ロックマンという、ヒーローが。 ▽ 東京湾の間近に停泊している、ドクター・ワイリーの移動要塞。 そこにはワイリー博士率いる数多くのワイリーナンバーズが集っていた。だが、彼らの様子もまた、今までと――ロックマンと戦っていた頃と違っていた。 「ワイリー博士。キング軍団に動きが。恐らく、明日にでも攻め込んで来るものかと」 偵察から戻った忍者型ロボット――シャドーマンは、要塞の椅子にふんぞり返ったまま動かないでいる己が主に、自分の目で見たものをデータだけでなく己の口からも報告した。 これを聞いて、今迄のワイリー博士ならば慌てふためいた事だろう。 だが、今のワイリー博士は正面の巨大モニタ――ではなく、手元の小さなモニタを見ながら、気だるそうな表情を崩さず、一言だけ呟いた。 「……ロックマンはどうした?」 ワイリーらしからぬ張りの無い、消え入りそうですらある声にもシャドーマンは動じず、答えを述べる。 「おりません。……やはり、ブルースの言ったとおり、ロックマンは10年前に――」 「死におった、か。ふん、拍子抜けじゃが……まぁ、いいわい。お陰で、漸くワシの野望が成就するというものじゃ」 感動も感慨も無く、ワイリー博士はまるで他人事のように言った。 博士のこの姿を、10年前に、一体誰が想像できたであろうか。 シャドーマンは何も言わず、ただワイリー博士を見つめるのみ。 すると、また別の者が現れた。 「ワイリー博士、フォルテの調子も良好……なのでしょうね、あれで」 コウモリ型ロボット――シェードマンは含みのある言い方で報告したが、ワイリー博士はそれを咎めようともしない。 「勿論じゃとも! やはり、あのプログラムは最強を求めるあやつにはうってつけじゃった!! フォルテのやつも漸く、わしの“最強傑作”に相応しくなりおった!!」 すると、ワイリー博士はここ最近では珍しく、目を爛々と輝かせ吼えるように叫んだ。 そう、今のワイリー博士が嘗ての覇気を取り戻す瞬間は、この時だけなのだ。 「……では、博士。我々はこれで」 「うむ。万事、抜かりなくな」 シェードマンの申し出にワイリー博士もすぐに落ち着いて返事を寄越した。それに続く形で、シャドーマンも退室した。 去り際に、ワイリー博士の背中の辺りを見て僅かに表情を強張らせたが、それだけだ。 「……シェードマンよ」 「なんですか? シャドーマン」 ワイリー要塞から出て、辺りから人工の光が消えたからこそ見えるようになった満点の星空の下で、シャドーマンはシェードマンと話し始めた。 今では、こうして話せるワイリーナンバーズも数少なくなってしまった。 「お主、今のワイリー博士をどう思う?」 シェードマンの顔は見ず、ただ北斗七星を眺めながら、シャドーマンは語り掛ける。 それにシェードマンも、同じ星を眺めながら答える。 「そうですねぇ……随分と、生き急いでいるように見えますよ。まるで、今まで見えていなかったゴールが急に目の前に現れたかのように、ね」 「そうだな。だが、そのゴールは果たして一つなのか、ゴールの先は栄光の架け橋なのか奈落の底へと至る闇なのか、それが気懸かりでならん」 思い出されるのは、フォルテを始め豹変してしまったワイリーナンバーズと、ワイリー博士自身。 そして、ワイリー博士に繋がっている数々のケーブル。 ワイリー博士が焦る理由も、その為に行ったことの意味も、分かっている。分かっているのだ。 「少なくとも、博士は栄光の架け橋へと続くゴールを目指しているのでしょうねぇ。だからこそ、彼らを“ああ”した」 「…………そうで、ござろうな」 形振り構わず、手段を選ばず。 全ては、己の悲願の成就のために。 その為の切り札として用意されたのが――。 「ゼロウィルス、か……」 自らの兄弟達を豹変させたプログラムの名を、シャドーマンは悲しそうに呟き、シェードマンは僅かに顔を俯けた。 2人はそのまま何十分も、何時間も黙って、星空ではない何処かを見ていた。 やがて、2人が再び星空を見ると、北斗七星にあるはずの無い八番目の星が輝いていた。 ▽ キングとブルースは語り合っていた。 日が沈み、月が昇っても、まだ語り足りぬと。 しかし、彼らの表情は硬く、声は淡々とした抑揚の無い平坦なもので、とても楽しげに語らっているようには見えなかった。 彼らに見えるのは、後悔と絶望という虚無だけ。 「ロックマンの最期は、ドクター・ワイリーに伝えたのか?」 「いや。ただ、“死んだ”とだけ伝えた。お前も、そうだったのだろう?」 「ああ、その通りだよ。…………あれから、何も無いな」 「世は全て、この世の内側で起こることのみだ」 「……シグマは、死んだのだろうな」 「そして、並行世界移動装置も使われる前に破壊された。俺達の約束が守られていないからには、な」 間断なく続けられていた2人の会話が、そこで初めて途切れた。 冷たい風が吹きぬける音だけが、辺りに鳴り響く。 気付くと、キングは拳を握り、全身をわなわなと震わせていた。 「ならば、誰も生き残らなかった……何も残らなかったというのか……!」 「…………かも、しれないな」 ブルースは廃墟の街を見つめたまま動かない。だが、彼の口元もまた、歪んでいた。 そうして、2人は無言のまま、ただ時間だけが過ぎていった。 やがて、空が白み始めてくると、キングがマントを翻した――その瞬間、2人のセンサが空間の異常を察知した。 何事かと、歴戦の戦士である2人は即座に身構えるが、空間の異常は一瞬で収束した。 後に残ったのは――ブルースの足元に落ちている、あるモノだけだった。 「これは」 「…………まさか」 それは、本来ならばこの世界にありえないもの。しかし、確かにこうして、今、この世界に存在しているもの。 彼ら以外の誰が知り得ようか。 それは、バトルロワイアルの忘れ形見。 この世界の誰が知り得ようか。 それは、地球を守るために大デストロンのコロニー落しを阻止する為に死力を尽くし、最高最後の蹴りを放って散った、仮面を被った正義の戦士が懐に仕舞っていた、彼の後輩の武器。 彼が散った後に発生したブラックホールに吸い込まれ、時空の狭間を彷徨って、全く異なる世界の全く異なる時代に――この世界の、この2人の前に現れたのだ。 ▽ ある平凡な夜が明けた日、ロックマンがこの世界から消失した。 この事態に、ライト博士やロール、ライトットは慌てて彼を捜し始めた。 そして、ロックマンが行方不明になってから暫く経ったある日。久しく音信不通であったキングがライト博士の下を訪れ、驚くべき事実が語られた。 ――ロックマンは、遠い異郷の地で戦い、死んだ―― この言葉を、誰もが疑った。信じなかった。性質の悪い冗談だとキングを叩き返した。 しかし、その言葉を裏付けるように、何日経っても、何週間経っても、何ヶ月経っても、何年経っても、ロックマンは帰って来なかった。 そんなある日、ドクター・ワイリーの何度目かになる世界征服の野望が始動したのだが、今回は様子が違った。 ワイリー軍団の先鋒に立つフォルテは、ただ戦いと最強だけを求めて、各地で強者と戦い、己が最強を敗者の残骸と共に世界に刻み付けた。ロックマンのことなど、一度も気にかけず。 続くワイリーナンバーズのロボットも、彼らの中にあった愛嬌や感情が極端に薄れ、彼らの本来の意義である戦闘にだけ特化した存在になっていた。 このワイリー軍団の猛攻に対して、人類は――ロックマンを失った人類には、成す術もない……かと、思われた。 だが、このワイリー軍団の猛攻に対し、かつて人類に宣戦布告したキングが全世界のロボットに呼びかけ、ワイリー軍団の手から世界を守るために新生キング軍団を結成し、ワイリー軍団に対抗した。 新生キング軍団には、クイックマンを始めとした変貌したワイリー博士についていけなくなった一部のワイリーナンバーズのロボットの姿まで見受けられた。 そうして、ワイリー軍団と新生キング軍団の戦いは半年以上にも及び、主戦場となった日本は大きな被害を受けていた。 戦況は、僅かながらワイリー軍団の優勢。その要因は、ロックマンの消失とフォルテを始めとしたワイリーナンバーズの豹変であることは、誰の目から見ても明らかだった。 そして、最終決戦を迎える今日は、奇しくもロックマンが消失してから調度10年となる日だった。 ▽ キング軍団の勇士を、精鋭たるキングナンバーズを、たった一つの黒い影が蹂躙し、粉砕していく。 強く在れ、と作られたその存在は、正しく最強として己が存在を誇示していた。 その強き存在の名は、フォルテ。 最強の前に、王者――キングは膝を屈そうとしていた。 「く、くく――はぁーっはっはっはっはっ!! おいおい、どうしたキング? 前に俺をコケにしやがったあの余裕は何処に行きやがった!」 闘争心の昂ぶるままに笑い、吼えながら、フォルテは寸毫も攻撃の手を緩めず、しかし戦いを弄ぶ。 フォルテは右手のフォルテバスターを連射し、今にも倒れそうになっていたキングの体を無理矢理起き上がらせた。いや、跳ね上げた、というべきか。 「ぐ……う、うぅおおおおおおおおお!!」 無理矢理に立ち上げさせられたキングは歯を食い縛り、失われた左腕から、胸に開けられた風穴からオイルが流れ出るのも構わずに、フォルテに残された右腕で殴りかかった。 しかし、そんなものでは最強に、その瞬間からより強く在ろうとしている者に届くはずもない。 キングの最後の一撃を、フォルテは正面から拳を激突させ、キングの拳を粉砕することで完膚なきまでに叩きのめした。 キングはそのまま、呻き声すら漏らさずにフォルテの足元に転がった。 「ちっ、つまらねぇ。所詮、最強の俺に敵うヤツなんてアイツしか………………アイツ?」 敵の大将を討ち取ったことにも何の感慨も懐かなかったフォルテの人工頭脳に、不意に、何かが過ぎった。 ありえないはずの存在が、知るはずのない何かが、フォルテの回路<ココロ>を掠めた。 「アイツって、誰だ? 俺は生まれたその時から最強だった。なら、俺に敵うヤツがいないのは、当然、だ……」 我こそは最強。我こそは無双。我こそは頂点。 足元に築かれた、物言わぬ骸の山の頂点に唯一人立っていることこそが何よりの証明なり。 ……だというのに。そのはずなのに。 何故、目の上に、あるはずのない青い影がチラつく……! 「イライラする……イライラするんだよおおおおおおおおおお!!」 苛立ちのまま、フォルテは手当たり次第に街を、キング軍団のロボットを破壊していく。 そして、ついにその凶弾が避難シェルターに迫ろうとした、その時だった。 青い閃光が、フォルテの頬を掠めた。 「やめろ! フォルテ!!」 一瞬目を見張り、すぐに声がした方に顔を向ける。 そこにいたのは――青い、影。 「お前は……? お前は……!?」 青い、人影。 青い、人を模したモノ。 青い、鎧を身に纏った戦士。 「もうこれ以上、この世界を、この街を、みんなを! 傷付けさせはしないぞ!」 聞くだけでむず痒くなるほど小奇麗で甘っちょろい台詞を、平然と言ってのける青いヤツ。 青い、心優しく平和を愛する、正義の戦士の名を――フォルテが、最強を求める者が、忘れるはずがない! 「お前は……お前はァ――! ロックマン! ロックマンかぁ!!」 「そうだ。俺は、最も勇気ある兄の名を受け継ぐ者――ロックマンXだ!!」 ▽ キングは、ノイズが混ざっていく音の中から、辛うじてその声を聞いていた。 砂嵐が酷くなる視界の中で、その姿を確かに認めていた。 エックス。未知なる可能性と危険性を併せ持つ戦士の姿を。 歴史は変わった。本来辿るはずだった歴史では目覚めなかったはずの彼が、こうして目覚めて、ロックマンのように戦っている。 ならば、自分のやった事も全てが無駄ではなかったと、キングは安堵し、やがて彼の身を案じた。 キングの知る彼は、ロックマンと同じ優しく平和を愛する心を持っていたが、それ故に修羅の道に堕ちてしまった。 それはきっと……彼が、■■になってしまったから。 だから、彼に伝えなければならない。それが、あのバトルロワイアルから何もせずにおめおめと生き延びた自分達が為さなければならない、最後の事なのだから。 どんな時でも、どんな場所でも――どれだけ時空を隔てていようとも。 君は決して、■■ではない。■■になるはずがないのだ、と。 だが、キングはもう声を発することも、立ち上がることも出来ない。 だから…… ――頼むぞ、ブルース―― 十年来の盟友の名を心の中で呟き、キングは機能を停止させた。 ▽ 奇縁により盟友となった男、キングの機能が停止しても、ブルースは動かない。……否、動きたくても動けないのだ。 ブルースの身体は、ボロボロだった。 元から動力炉の出力が不安定だったのだが、それが、10年前のあの時から更に酷くなっている。この10年間で機能停止しなかったことでさえ奇跡なのだ。 このことを、ブルースは決して恨んでいない。 事情はどうあれ、自分はシグマの所業を見過ごした――否、彼の思想に僅かながらに同調していた。 それによって、どれだけの命が失われることになろうとも構わないと、それを悪行と知りながら善しとしたのだ。ならば、赤い仮面の正義の戦士による一撃で瀕死に追いやられたのも、二度と戦えない身体になったのも、当然の報いだ。 ただ、悔いることがあるとすれば――ロックマンが死んだあの戦いの結末を、シグマというロボットの最期を、最後まで見届けることが出来なかったことだけ。 シグマには、並行世界移動装置が作動した際に、自分達の下にバトルロワイアルの情報が収められたデータチップを送ってくれと頼んでおいたのだが、それも届かない。 ならば結末は、そういうことなのだろう。 だが、偶然か奇跡か必然か。 あの日から調度10年経った今日、この日に、自分の下にこれが現れた。 ならば、これと共に語り継ごう。 彼にだけは――未知なる道という、天国とも地獄とも知れぬ場所を往くことになる末弟にだけは、語らなければならない。 自分が知る限りの真実を。語れるだけ、伝えられるだけの全てを。 そうして、ブルースはエックスとフォルテの戦いを最後まで見守った。 ▽ 半日以上に亘った新生キング軍団とワイリー軍団の最終決戦は、キングは死亡したものの、人知れず現れたロックマンを継ぐ新たなる英雄の活躍により、新生キング軍団の――人類の勝利で幕を閉じた。 その新たなる英雄は、辺りに人気の無くなった頃に、廃墟と化したワイリー要塞から出ると、ボロボロになった髑髏の意匠を見上げて、すぐに前を向いて歩き出した。 ――~♪ ~~♪ すると、どこからか何かの音が聞こえてきた。 風の吹く音とは違う、特定の音を組み合わせた芸術――確か、音楽というものだったか。 そして、この音楽には聞き覚えがある。博士が教えてくれた2種類の音楽の内の片方だ。 このメロディは、ロックンロールではなく……ブルース。 ブルースの音色が聞こえてきた先を振り返ると、そこには、黄色いマフラーと黒いバイザーが印象的な赤いロボットが立っていた。 「俺に、何か用ですか?」 新たなる英雄は、一瞬、ワイリー軍団の生き残りかと身を強張らせたが、赤いロボットの姿を見た瞬間に、何故か警戒心が払拭された。 懐かしい、と。今日、初めて外に出た彼にはありえないはずの感情が生じていたのだ。 「お前に、話したい事がある……エックス」 「どうして、俺の名前を!?」 自分を作ったライト博士しか知らないはずである自分の名前を言い当てられたことに、彼――エックスは驚いた。 だが、赤いロボットは、当然だ、と言わんばかりに笑みを浮かべた。 「知っていたから、さ」 「知っていた……?」 成る程、知っていたのならば知っていてもおかしくはない。だが、ならば、どうして彼はエックスの名を知っていたのだろうか。 そんな疑問を口に出すより先に、赤いロボットが語り始めた。 「お前に、話したいことがある。ある2人の、心優しい、平和を愛した2人の戦士の末路だ」 エックスは戦いが終わったことを、ライト博士に一刻も早く伝えたいと思っていた。だから、本来ならばこんな所で見ず知らずのロボットの長話に付き合う必要は無い。 だが、何故かエックスは、その話を聞かなければならないと、そう感じていた。 1人は、青い少年のロボット。心優しい彼は、見ず知らずの場所にいきなり放り出され、戦いを強要された。それでも、彼は誰かを助けること、誰かを守ることを忘れずに行動し続けた。その中で出会った友を失っても、立ち止まらずに走り続けた。 その結果、彼は見ず知らずの誰か守ることに命を懸け――助けた誰かに見限られ、殺された。 もう1人は、青い青年のロボット。心優しい彼もまた、見ず知らずの場所にいきなり放り出され、戦いを強要された。それでも、彼は誰かを助けること、誰かを守ることを忘れずに行動し続けた。まるで、先程の少年のロボットに同調しているかのように。 だが、戦いの中で些細な誤解から犠牲が生まれ、その絶望に彼は押し潰された。戦いの中で守るべき者を殺してしまい、更生させるべき者に庇われて死なせてしまい、彼は、優しく、強く、平和を愛するが故に――1人で、戦いを潰す為に戦い始めた。 戦うもの達の善も悪も問わず、ただ“戦いそのもの”を悪しきモノとして、彼は修羅の道を往った。戦いを潰す為に善いモノをも殺し、守るべきか弱い存在さえも見捨てた。 だが、そんな彼を、自分以上に心優しく平和を愛していた戦士の死という更なる絶望が襲った。 絶望の中、彼は心を完全に鬼として、戦うもの、戦わせるもの、戦いを広げるもの、戦う意志を持つもの、それらすべてを敵として、破壊するために戦い続けた。 そして、その戦いの果てに――彼は、自分と同じ正義を志す戦士達を道連れにして、最期は親友の手によって討たれた。 赤いロボットが語り終えると、暫く、エックスの思考も身体の動作も停止していた。 だが、やがてわなわなと身体が震え始め―― 「酷い…………そんなのって、そんなのってあんまりじゃないか……!」 ――その目から、涙が溢れ出した。 どんなロボットも持たない、エックスだけの特別な機能。それが、『泣く』という機能だった。 とめどなく涙が溢れ出るほどに、エックスは2人の戦士の末路を我がことのように悲しんでいた。 その涙を見つめながら、赤いロボットは更に言葉を続ける。 「だが、事実だ。現実に、そのようなことが起こり……今も、もしかしたらどこかで同じようなことが起きているのかもしれない」 「そんなの……許せない。そんなことがあるなんて、俺には……!」 正しい者ばかりが、理不尽な暴力と絶望に打ちのめされる。 そんなことがあっていいのか? そんなことが許されていいのか? 少なくともエックスには、そんな現実を、そんな世界を認めようとは思えなかった。 その想いも、ライト博士が作り上げた人工頭脳によるものなのか。それとも――もっと別の何かによるものなのかは、誰にも知る由は無い。 「ならば、この事実を知ったお前は……これからどうする?」 エックスの流す涙を見つめながら、赤いロボットが更に問うて来た。 本来ならば、稼動したばかりのエックスは答えに詰まっていただろう。 だが何故か、赤いロボットが語った2人の戦士の末路を聞いた今では、すぐに答えが出てきた。 「俺も戦います。彼らと同じように、この力を正しいことのために――世界の平和と、みんなの笑顔を守るために使う!」 それこそが、自分の存在する意味、自分自身で選んだ在り方、ロックマンXの生きる道だと、エックスは断言した。 それを聞いて、赤いロボットは納得したようにゆっくりと頷き―― 「そうか。なら、それでいい」 ――一瞬だけ、とても優しく微笑んだ。 その笑顔に、エックスは誰かの面影を重ねた。 「だがな、決して忘れてはならないことがある」 「決して、忘れてはいけないこと?」 エックスが聞き返すと、赤いロボットはゆっくりとした口調で話し始めた。 「お前のその想いがある限り……どんな時でも、どんな場所でも、お前は決して独りではない、お前の心は孤独にはならない、ということだ」 言うと、赤いロボットは何かを取り出し、エックスに手渡した。 「これは?」 それは、何かのグリップだった。 煤けてボロボロで、一部は中身の機械が露出し、付いているボタンを押しても何も起こらない。 これが、一体なんだというのだろうか。 「先程の2人とは違う……暗闇に操られ、絶望の底に叩き落されても尚、その暗闇を打ち払い、自分の信じる正しいもの――正義の為に、最期まで……戦い抜いた男が……持っていた、もの、だ」 赤いロボットはエックスの疑問に答えてくれたが、何か様子がおかしい。 しかしエックスがそのことを問い質す暇も与えず、赤いロボットは更に語り続ける。 「その男の名も、Xだった。……エックス、俺の言葉と、彼らの……存在が、遠く、時空を隔て、ても……確かに、常に……共に在ること、を……忘れる、な…………」 言葉はそこで途切れ、赤いロボットはまるで糸が切れたように、ガクリ、と膝を崩した。 エックスは慌てて、彼を抱き止めた。 「どうしたんですか!? しっかり、しっかりしてください!!」 エックスは何度も、必死に赤いロボットを呼び続けた。 だが、彼から返事が返ってくることは無かった。 これが、出来の悪い兄から、お前にしてやれる、最初で最後の、せめてもの事だ…………。 …………ロック、エックス……すまなかった。ライト博士も、申し訳、ありませんでした……。 キング、シグマ。待たせたな。俺達のような機械にも地獄があるのなら……俺も、今、逝く、ぞ…………。 ▽ フォルテが、ワイリーナンバーズの大半が破壊されても尚、今回もまたしぶとく逃げ延びたワイリー博士は、しかし今までとは違う様子だった。 「許さん……許さんぞライトぉ……! ロックマンX! よくも、よくもわしの夢を! ワシの野望をぉぉ……!」 泡を吹きながら、その言葉をまるで呪詛のように繰り返しながら、ワイリー博士は生き残った数名のワイリーナンバーズと共に秘密研究所に篭り、研究に没頭した。 その只ならぬ様子にシャドーマンとシェードマンは息を呑み、しかし何も言うことが出来なかった。 ワイリー博士には、もう……時間が無いのだ。 ワイリー博士の研究とは、何か。――それは、ワイリー博士の夢を叶えるためのもの。 ワイリー博士の夢とは、何か。――それは、ワイリー博士の生きがい。 では、ワイリー博士の生きがいとは、何か? 世界征服?――違う。 ロボットによる、ロボットのための、ロボットの世界を作ること?――違う。 ワイリー博士の研究が目指すもの。 ワイリー博士の叶えたい願い。 ワイリー博士の生きがい。 それは…………トーマス・ライトを、ロックマンを超えること。 ゼロっ わしの最高傑作!! 倒せぇ わしの敵!! わしのライバル!! わしの生きがい!! 倒せ! あいつを!! 行けぇっ!! そして……破壊せよ!! 最期にそう言い残して、シャドーマンとシェードマンに看取られ、ワイリー博士は息を引き取った。 その傍らには、金髪の赤いロボットが眠っていた。 奇しくも、それと同じ頃。 新たなる英雄を封印したライト博士もまた、多くの人やロボットに惜しまれながら、永い眠りに就いていた。 “悪の天才科学者”アルバート・W・ワイリーと、“ロボット工学の父”トーマス・ライト博士。 思惑は違えども、人類の二大頭脳が共に未来へと遺したモノ。『未来への遺産』の名は―― ――ZとX。即ち、最後のモノ達―― ▽ 何時かの時代。 何処かの場所。 其処に、遺されたモノ達の姿があった。 彼らは、同じ時代に生き、同じ場所で前に進んでいた。 それが、互いに背を向けた地獄へと至る孔か、互いを見失った天国へと至る階か、それとも――共に歩む、現実を生き抜く茨の道か。 それを知る者は、今、この時には誰もいない。 それは、語り継がれる物語ではなく、新たに語られていく物語。 The following story is the Future X.
https://w.atwiki.jp/denyuden/pages/51.html
伝説の勇者の伝説8 行方知れずの恩知らずとは、 富士見ファンタジア文庫より発売されている、伝説の勇者の伝説の本編の1つである。 概要 平成17年6月25日初版。 「ローランド編」の1つ。 新装版は「ティーア・ルミブル」が表紙。 収録 EPILOGUE Ⅰ 絶望が埋め尽くす仕組み 第一章 白の思惑、黒の思惑 第二章 価値のない神、退屈な女神 第三章 北に待つ鍵、南の門 第四章 絶望が埋め尽くさない心 EPILOGUE Ⅱ 絶望が埋め尽くす仕組み あとがき 主な関連用語 ライナ・リュート シオン・アスタール フェリス・エリス ミラン・フロワード ルーク・スタッカート ルシル・エリス ティーア・ルミブル ラフラ プエカ キファ・ノールズ レファル・エディア リーグルワーズ・ペンテスト スイ・オルラ クゥ・オルラ リル・オルラ ローランド帝国 ガスターク帝国 魔眼(神の眼) 複写眼(アルファ・スティグマ) 殲滅眼(イーノ・ドゥーエ) 怨嗟眼(ウィルノ・ヘイム) 夢置眼(エブラ・クリプト) 未来眼(トーチ・カース) ラッツェルの糸 グロウヴィル 石喰い(スパンクエル) 來獣の指輪 勇者の遺物 忘却欠片(ルール・フラグメ) 『すべての式を解く者』 聖洞
https://w.atwiki.jp/aaarowa/pages/66.html
チェスター・バークライト 現在地:D-05 時間:黎明 初期支給品:韋駄天@SO2、エンプレシア@SO2、スーパーボール@SO2 MP残量:40% 状態:クロードに対する憎悪、肉体的・精神的疲労(中程度) 装備:光弓シルヴァン・ボウ@VP(クレアの支給品)、矢×15本、パラライチェック@SO2 道具:レーザーウェポン@SO3、チサトのメモ、アーチェのホウキ、荷物一式 行動方針:力の無い者を守る(子供最優先) 思考1:いきなり乱入してきたこいつは何者だ!? 思考2:クロード!殺してやる! 思考3:アシュトンを倒す 思考4:平瀬村へ向かい、マリア、クレスと合流。その後鎌石村へ] 思考5:レザードを警戒 備考1:チサトのメモにはまだ目を通してません 備考2:クレスに対して感じていた蟠(わだかま)りは無くなりました 【状況】 ミカエルによって燃やされた分校跡に人が残っていないか救出に向かう。 そこでジェラードの死体を発見、助けられなかったことを悔やむ。 韋駄天を使って何とか分校跡からは脱出できたが、かなりショックなようである。 その後ルシオと遭遇し、“金髪に赤いバンダナの男”がホテル跡にいると聞き、ルシオと別れてホテル跡へ。 そこでガルヴァドスにソードボンバーするクロードと遭遇。疲労で頭が回らない事もあってクロードを分校跡でのジェラード殺害犯と断定。 クレスと勘違いしてた相手と気付くことなく追い払ってしまう。クロードとの(一方的な)因縁のはじまりはじまり。 その後チサトとロク情報交換もせずに別れ、ボーマンと遭遇。今度こそクレスの情報を得るが、同時に秘仙丹と偽った破砕弾をも得てしまう。 無事クレス(とマリア)に遭遇。続いてアーチェとも再会する。 アーチェの傷を見て騙されたと気付かぬまま破砕弾を食べさせ、彼女を爆死させてしまう。 その後ボーマンに殺意を向けるがボーマンにクレスの命を救われた過去のあるマリアによってアーチェ殺害の犯人をクロードだと誤認。 敵討ちよりも脱出を優先しようとするクレス達と決別し、彼は一人走り出した。 その末に彼は仲間を得た。アーチェ殺害犯のボーマンと、アーチェを襲った過去のあるアシュトンの二名。チェスターは彼らの正体に、まだ気付かない。 その後2人を説得し爆発のあった現場に駆けつけたところ、息を引き取った少女ことリドリーと己の得意武器である弓矢を発見。 同行者2人に呆れられながらも、少女を殺した犯人に復讐を誓うのであった。 もちろん元は彼女がマーダーであり、脱出派らを襲撃していた事を彼は知る由もない─。 そしてアシュトン・ボーマンを率いてソフィア達に遭遇。 ソフィアが殺し合いに乗っていないと聞き「眠ってる二人が殺人犯で、この娘はただの通りすがりだ!」とお得意の自己完結(結論は真実の斜め上)を披露し弓を構えるが、ソフィアがその二人の仲間と聞いて愕然。 呆然としている内に開戦してしまい、戦況はめまぐるしく変わっていく。 そして必死になって仲間を守るソフィアの姿にチェスターも変わった。 ようやく誰かを守ると言う意思を思い出したチェスターは、アシュトンの前に立ちふさがる―― 数々の弓技を駆使し、なんとかアシュトンを相手に善戦するチェスター。 ソフィアも加勢し、戦況は有利になってきたかに見えたがアシュトンが弓使い、紋章術師共通の弱点である持久力の無さをついてきた。 消耗戦を強いられる中アシュトンの策を鋭く見抜き(この時ばかりは勘違いは発動しなかった。極めて稀なケースである)自ら隙を作り出し大牙を見舞う。 しかし、その一撃では仕留めきれず反撃としてアシュトンの切り札トライエースを受けてしまう。 満身創痍のチェスターとソフィア。なんとしてもこの娘だけは護るという強い意思に呼応したドラゴンオーブの力により、修行の末ついに取得できなかった屠龍を我が物にする。 ソフィアの援護もあり、アシュトンの撃退に成功したチェスター。 ちょっとしたラッキースケベを挟みつつソフィアと情報交換を開始するのであった。 彼女との情報交換の最中、ボーマンがレザードを連れてやってきた。 先程の戦闘は誤解(主にこいつが先走った結果である事は言うまでもない)であったと、この二人も知っているとの事で安心して情報交換。 しかし、レザードの事を直感的に疑わしいと思い彼を警戒する事に(中々冴えているぞチェスター。そいつは変態だ気をつけろ) そして程なくその直感は的中することになる。 レザードがソフィアの荷物からドラゴンオーブを強奪し何処かへ消え去ってしまう。 気は進まないもののマリア、クレス組と合流すべく平瀬村へ。 そしてその道中、復讐に燃えるアシュトンと仇敵(一方的な勘違いというか最早妄想の域)クロードと邂逅。 こんな状況でチェスターはソフィアを護りながら戦い抜けるのであろうか? まさかまさかのチェスター大勝利! ついにクロードとの因縁にも終止符が……と思ったら見ず知らずの男に邪魔されたでござる。 それ所か、人の事をデコッパゲ呼ばわりするわ、状況が分からないと見るや行き成り暴れだすわ、デコッパゲ呼ばわりするわ、 このプリン自重というものを知らない。チェスターは怒って良いと思うよ、マジで。 殺害数:1(アーチェ) 同行者:ソフィア [備考] 未来編序盤から来ているためすずのことを知りません。 ロワ内における他キャラとの関係 名前 関係 遭遇状況 【SO2】 【SO3】 【VP】 【VP2】 【RS】 【TOP】 同作品のキャラ 【非参加者】 ルシファー オープニングにて目撃。 ルシフェル オープニングにて目撃。 那々美 オープニングにて目撃。 名簿に戻る
https://w.atwiki.jp/hengokurowa/pages/167.html
「あの罪深き女共め…!!!!」 ここは紅き空と月がある平安京、その一角にて怒りを見せていたのは…液体で溢れたコックピットブロックの内部に四肢と胸から下を切断された状態で埋め込まれている青年…いや、これ自体の口は動いてない為、もはや青年「だった」物だろう。それが操っている機械越しに声をスピーカーによって響かせているのだ。 彼の名はアイン・ダルトン三尉。自らの身を犠牲にして二人目の恩人であり上官である男を守った結果…男の親友「だった」男の策謀により人である事を捨て、記憶の混濁を起こし錯乱した果てに、悪魔の名を冠する機動兵器によって化け物として討たれた男である。 アインは死んだ筈の自分が生き返らせられている事に疑問を抱きながらも、それ以上に二つの怒りを抱いていた。 一つは、見ず知らずとはいえ少女二人を残虐に殺した主催者達への怒り。 記憶の混濁があり、また独善的な性質もあるとはいえ…彼は強い正義感の持ち主であり、また軍人でもあった。 そしてもう一つは…最初の恩人であり上官であったクランク・ゼント二尉を手にかけた罪深き子供へ対する怒りである。 「見ていてくださいクランク二尉!!!!そしてボードウィン特務三佐!!!! 俺は!!!!あのメフィスとフェレスという薄汚れた罪深き女二人を殺し!!!! そして今度こそはあの!!!!ネズミどもを…罪深き子供どもを一掃して見せます!!!!」 彼は一人決意する。殺してもいい…と、そう判断した相手を一掃すると。 …最も、記憶の混濁が治っていない現状では、人違いで平然と誤殺を行いそれに気付かない可能性も十分あり得るほどに、彼は不安定なのだが。 【グレイズ・アイン(アイン・ダルトン)@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】 [状態]:健康、怒り、錯乱、記憶混濁 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:あの女達(メフィスとフェレス)のような薄汚れた輩を一掃する!!!! 1:罪深き子供(三日月・オーガス)は今度こそこの手で…!!!! 2:俺はクランク二尉の命令に従いクーデリア・藍那・バーンスタインを捕獲しなければならなかった!!!! 3:罪のある子供なら手に掛けてもいい…そうですよね!!!!クランク二尉!!!! [備考] ※参戦時期は死亡後からです。 ※記憶が混濁しています。状況次第だと人違いをするかも知れません。 ※主催の手により、10m~等身大までの間のいずれかのサイズに縮小されています。具体的にどれ程のサイズになっているのかは後続にお任せします。 「…ここは、平安京…なのか?」 一方、アインから少し離れた場所では、ある男が一人これからどうするべきかを悩んでいた。 男の名は枢木スザク。日本最後の首相の息子であり、内部からブリタニア軍を変える為に名誉ブリタニア人となって戦うことを選んだ人間であり騎士である。 普段のスザクなら、このような殺し合いには乗らない事を迷うことなく選択するだろう。実際彼は、見せしめとして二人の少女が殺された事に、主催に対する憤りを抱いていた。 だが───この殺し合いに巻き込まれる前彼は、仕えていた主であるユーフェミア・リ・ブリタニアの突然の狂乱を止めれず、また彼女の命を目前で奪われてしまい、死にゆく彼女に嘘をついてしまった。 本来の歴史ならばこの後スザクは突如現れた謎の青年「V.V.」によって、主の狂乱の真相と、「ギアス」という能力の存在を知る事となるのだが…彼はそれを知る前に、この殺し合いに巻き込まれる羽目になってしまったのだ。 (…あの二人の女の子は、優勝すればどんな願いも叶う…って、そう言っていた。でも…そんな、他の誰かを殺して得た、間違った過程で手に入れた結果に価値なんて無い! ……なのに、わかっているのに…僕は…!! …ユフィ…僕は…どうすれば…。 …どうして、君は…あんな事を…) 迷いを抱え、どうするべきか悩んでいたスザクであったが、丁度そのタイミングで声が耳に届く。 どのような内容かまではわからなかったものの…スザクは考えるより先に、まず声が聞こえた方へと向かってみることとした。 彼は、いざという時は考えるより先に行動するタイプの人間なのである。 どうするべきか悩みを抱えた枢木スザクであったが、一つだけ既に決まっている事がある。 それは───狂乱していたとはいえ、主を自分の目の前で撃った、男か女かかすらわからない仮面の人物「ゼロ」がこの会場に居たら…自らの手で捕縛し、正体を白日の下に晒す事だ。 【枢木スザク@コードギアスシリーズ】 [状態]:健康、主催に対する憤り、困惑、迷い、ゼロに対する憎しみ [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:僕は…どうすれば… 1:ユフィ…僕は…。 2:今は声の聞こえた方向へと向かう。 3:ゼロがもしここに呼ばれているのなら…捕縛して正体を明らかにする。その後は…。 4:もしあるのならランスロットを探しておきたい。 [備考] ※参戦時期は「コードギアス 反逆のルルーシュ」のSTAGE-23 「せめて哀しみとともに」にて、V.V.と遭遇する前からです。 ※「生きろ」のギアスの呪縛がかかっていますが、参戦時期もあり本人はまだ気付いていません。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56297.html
登録日:2024/05/19 Sun 13 31 25 更新日:2024/05/21 Tue 00 00 24NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 8番ライク FPS Steam シュール ホラー 変なおじさん 概要 MISTER 9はriinwinによって制作された探索型FPSである。 異変探索をメインとした、所謂8番ライクに分類されるゲームであり、 マップ内を探索して異変が生じたキャラを銃で撃つ事でステージを進行させていく。 …いきなりクレイジーなワードが出てきたが、実際そういうゲームなんだから仕方がない。 ストーリー あなたに優しくしてくれるおじさんたち。 しかし、おじさんたちに時々異変が発生します。 異変が生じたおじさんは容赦無く銃で撃ちましょう。 (公式Steam配信ページより引用) 登場人物 僕 主人公。 森の中の一軒家に9人のおじさん達と一緒に住んでいる少年。 理由は不明だが、世界の平和を守るために異変が生じたおじさんを銃で撃たなくてはならないらしい。 ちなみにおじさん達に異変がなかった場合は自分自身が異変なので、心を落ち着かせるために自分を撃つ必要がある。 ブラボーおじさん(仮) ダイニングで映っていないテレビを見ながら大はしゃぎしているおじさん。 バックパッカーおじさん(仮) バックパックを背負って家の中を徘徊しているおじさん。 口紅覆面おじさん(仮) 真っ赤な唇の模様が描かれた覆面を被ってリビングで寛いでいるおじさん。 自動車整備おじさん(仮) ガレージで車の整備をしているおじさん。 ダンシングおじさん(仮) 庭でやたらキレの良いダンスを踊っている、目出し棒にグラサンという銀行の方が似合いそうな恰好をしたおじさん。 リュックサックおじさん(仮) 大きなリュックサックを背負って家の周囲を徘徊しているおじさん。 読書おじさん(仮) 2階の廊下にあるソファに胡坐を掻いて本を読んでいるおじさん。 腕立て伏せおじさん(仮) 2階の周囲に銃やら剣やら斧やらが飾られた部屋で延々と腕立て伏せをしているおじさん。 死にかけおじさん(仮) 2階の寝室らしき部屋のベッドに上半身裸で横たわっているおじさん。 …以上の通り、何人か存在自体が既に異変みたいなおじさんがいるが気にしてはいけない。 ゲーム進行 自害コマンドがある事以外は基本的には普通のFPS。 異変が発生しているおじさんを探して銃で撃つか、異変が起きていない場合は自分を撃つと家の正面にある看板の数字が増える。 間違った相手を撃つと数字がリセットされ、看板の数字が8の時に正しい相手を撃つとクリアとなる。 異変が起きているおじさんは何者かに成り代わられているらしく、正解だった場合は真っ黒な人型になってうめき声をあげながら倒れ込む。 舞台である一軒家周辺はそこそこ広いが、おじさん以外のオブジェクトに異変は起きないので、「おじさんが所定の位置からいなくなる異変」の時以外は探索する必要はない。 異変の数は全部で72、おじさん一人につき8の異変が用意されている計算である。 ただし最初から全ての異変が解禁されているわけではなく、一部の異変はストーリーモードである『世界の平和編』をクリアした後でないと出現しない。 ちなみに弾数は80発だが、そもそも銃を撃つ機会自体がそれほど多くなく、無制限にリロードできるため弾切れで困る事はまずない。 想定外の異変!! 異変を全て※せ 異変探索パートをクリアすると突如として謎のステージに突入する。 マップはこれまでと同じ森の中の一軒家だが、時間帯が夜になっており、水が真っ赤に染まる、 そしてマップ内を怪物化した9人のおじさん達が徘徊している。 怪物化したおじさん達全てを射殺するとエンディングが流れてスタート画面が不気味な物に変化し、メニューに『世界の真実編』が追加される。 こちらも基本的なシステムはそれまでの『世界の平和編』と同じだが、異変が追加されており、中には怪物化したおじさんに襲われる異変もある。 そしてこのモードでは家の前に主人公のモノローグが表示される看板が追加されており、主人公とおじさん達は何者で、この世界は何なのかが語られていく事となる。 世界の真実 僕 実は紛争地帯で暮らす戦災孤児であり、身を守るために盗んだ銃で武装して荒んだ生活を送っていた。 ある日、優しいおじさんにパンを分けてもらった事をきっかけに、次第に「おじさん」という概念に依存するようになる。 9人のおじさん その正体は主人公のイマジナリーフレンドで、森の中の一軒家は主人公の心象風景を表していた。 主人公は彼らを支えに生きていたが、やがて主人公の精神が限界に近づくと共に、彼らの存在もまた不安定になっていく。 優しいおじさん 空腹で死にかけていた見ず知らずの主人公に最後に一つだけ残ったパンを分けてくれた聖人。 彼と彼に貰ったパンが、世界を信じられずに生きてきた主人公にとって「優しい世界」の象徴となっている。 余談 ストーリーモードをクリアすると追加されるフリーモードでは、マップ内のどこかに製作者の過去作のキャラである妖精おじさんが出現する事がある。 どう見ても異変にしか見えないが、9人のおじさんではないので撃ってもカウントには影響しない。 追記・修正は自分を撃って心を落ち着けてからしてください。 △メニュー 項目変更 {この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/toyama-steiner/pages/154.html
10月6日(土) オイリュトミー講座 呉羽芸術創造センター 大練習室2番 講師:穴田眞さん 2:00~2 30 親子クラス 参加費:1人目1000円 2人目500円(3歳以上) 例:親子二人1500円。 3:00~4 30 大人クラス 参加費:1人 2500円 託児有り(実費)要申込み 2時半からの空き時間には、大人はライアーを奏でたり、歌をうたったりして過ごしています。 こどもたちはまだまだ駆け回って遊んでいます。 大人クラスは前回サンサーンスの「白鳥」を仕上げました。美しい曲に乗って、たゆたうような夏、意識が外に出ているときにぴったりのものでしたね。これからだんだん意識は内へ内へと向かっていきます。オイリュトミーはほんとうに内側の滋養になるので、お薦めです。 またみなさんで集える一時を楽しみにしています。
https://w.atwiki.jp/ferrettrpg/pages/74.html
基本情報 乾探偵事務所 正式名称 株式会社乾探偵事務所 所在地 トーキョーN◎VAレッドエリアとイエローエリアの狭間 リーダー 乾十三 作者 しゃぶろん 概説 乾十三が運営する探偵事務所。探偵といっても正式なものではなく、厄介ごとの処理が主な業務である。最近になって孤児が空き部屋に住むようになってきているため、託児所、孤児院の様相になりつつある。代表である十三は舞の手前文句を言えないでいるが、心の奥ではこの状況を好ましく思っている。 主な人物 乾十三 乾探偵事務所代表であり探偵。だが推理は苦手。 乾舞 乾探偵事務所会計。家計を守るお母さんであるが、面倒なので本人は嫌がっている。 乾結衣 乾探偵事務所一番槍。探偵事務所に一番槍は必要なのか?という疑問は野暮。 飛玉麗 乾探偵事務所居候。実際には戦闘員である。